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日経平均について

日経平均とは、東京証券取引所東証)において、1日の株式取引の終値を平均した数値を示す株価指数のひとつです。日本を代表する企業の株式が取引される市場であるため、経済指標として注目されています。ここでは、日経平均の特徴や算出方法、注目すべきポイントなどについて解説します。

 

日経平均の特徴
日経平均は、東証第一部に上場する約230銘柄のうち、1株当たりの時価総額が大きく、売買代金が多い30銘柄を選定して算出されます。そのため、日本を代表する大手企業の株価動向が反映される指数となっています。ただし、日経平均は市場全体を表す指数ではなく、30銘柄のみの株価の動きを示すため、市場全体の状況を反映しきれないという欠点もあります。

 

算出方法

日経平均は、選定された30銘柄の株価の合計を株式数で除して算出されます。ただし、銘柄ごとの株価の影響を均等にするため、1株当たりの単位株数を調整した重み付き平均法が採用されています。つまり、1株当たりの時価総額が大きい銘柄ほど、日経平均への影響度が高くなるということです。

 

注目すべきポイント
日経平均の値動きには、国内経済の動向や世界経済の動向、政治情勢、企業の業績など、様々な要因が影響します。そのため、株式投資をする上で注目すべきポイントとなります。また、日経平均が一定期間で大幅に値上がりした場合、相場が「上昇相場」と呼ばれ、その逆に一定期間で大幅に値下がりした場合、相場が「下落相場」と呼ばれます。このような相場の流れを把握することは、投資家にとって重要な情報となります。

 

FXとの関連性については、日経平均の動向が日本経済の動向と密接に関係しているため、日本円の相場に影響を与えることがあります。

 

具体的には、日経平均が上昇すると、日本経済の好調を示すとともに、投資家のリスク選好が高まることから、資金が円から海外通貨に流れやすくなります。そのため、円相場が下落する傾向が見られることがあります。

 

逆に、日経平均が下落すると、日本経済の不調を示すとともに、投資家のリスク回避意識が高まり、海外通貨から円への逆流が起こりやすくなるため、円相場が上昇する傾向があります。

 

また、日経平均が上昇すると、輸出企業の収益が増加するため、為替レートが円安になると、輸出企業の競争力が高まることから、円相場の下落とともに日経平均が上昇する場合があります。

 

総じて言えるのは、日経平均の動向が円相場に影響を与えることがあるため、FXトレーダーは日経平均などの株価指数の動向も注視する必要があるということです。